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(こんごうりんじ) |
奈良時代の第45代天皇・聖武天皇の勅願により行基上人が開山した天台宗の寺院。
国宝の大悲閣本堂や重要文化財の三重塔、行基の作と伝えられる秘仏本尊聖観音をはじめ木造十一面観音像など全部で13体の仏像が国の重要文化財に指定されている。
また、明壽院庭園は国の名勝に指定されている。
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黒門そばの灯篭
黒門につながる土塀
西谷堂 |
赤門 |
金剛輪寺の本坊明寿院
江戸時代の創建といわれる明寿院は、当初は学門所として使われていた。
本坊を囲むように庭園があり、心の字池が三つの庭を結んでいる。この庭は、作庭された年代がそれぞれ異なる池泉(ちせん)回遊式の庭園で、桃山時代に造られた庭は「石楠の庭」。
江戸初期の庭は金剛輪寺の主庭となっており、樹高21mの名松、夫婦松がある落ち着いた雰囲気の庭となっている。枯れ滝が配され、夏には池一面に水蓮の花が咲く。
江戸中期の庭は、滝から池に水が流れ、池の中に七福神の宝船を表わす岩でできた舟が配されている。
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明寿院庭園
水雲閣(茶室)
湖東随一の茶室といわれ、天井には桜、なでしこ、菊など四季おりおりの花が描かれている |
水雲閣(茶室)
江戸中期の庭
滝から池に水が流れ、池の中に七福神の宝船を表わす岩でできた舟が配されている
本坊からの額縁絵のような紅葉
境内にある紅葉は「血染めのもみじ」といわれている
千体地蔵
二天門
室町時代の建立で、当初「八脚門」と呼ばれる楼門だった。江戸時代に二階部分が取り壊され現在の形となった |
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二天門
おおわらじは
七難即滅を願うもの |
本堂大悲閣
織田信長の焼き打ちにあわず焼失を免れた
本堂からの二天門
本堂
三重塔
荒れるにまかせていた三重塔は、昭和49(1974)年に復元された |
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