蘇州は、中国奥部チベット高原を水源とし、全長6300kmに及ぶアジアで最長(世界第3位)の川・長江(揚子江)の下流に広がる町です。この町は、運河が縦横に張り巡らされており「水の都」といわれており、13世紀にやってきたマルコ・ポーロが「東洋のベニス」と称賛したほどです。
春秋時代の紀元前514年、呉王が蘇州に城を築き、隋代には大運河が開かれると、長安(西安)との物資輸送の拠点として繁栄してきました。
その蘇州には170の庭園があって、その中の9つの庭園が世界遺産に登録されています。1997年に拙政園、網師園、留園、環秀山荘が世界遺産に登録され、さらに2000年に宋代の滄浪亭をはじめ、獅子林、藕園、芸圃、退思園が追加登録されました。なお、「拙政園」と「留園」は中国四大名園にも数えられる名園です。 |
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