「東洋のピサの斜塔」と呼ばれる雲岩寺塔(虎丘塔)がある虎丘(こきゅう)は、蘇州市街地より北西に5km離れた小高い丘にあり、その海抜は34.3mである。
虎丘は春秋時代の呉王・夫差(ふさ)が父の闔閭(こうりょ)のために築いた陵墓となっている。
夫差は、父・闔閭を海湧山に埋葬したが、その三日後、白い虎が突如現れ墓の上にうずくまって墓を守ったと伝えられている。このため、夫差が海湧山を虎丘に改名したと言われている。
その頂に立つ八角形のレンガ造りの塔は高さ48m。地盤沈下で傾き「東洋のピサの斜塔」とも呼ばれている。
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