敷地面積は0.73haの小さな庭園で東園と西園で構成されている |
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蘇州には9つの庭園がユネスコの世界文化遺産に登録されています。
1997年に「拙政園」「留園」「網師園(もうしえん)」「環秀山荘(かんしゅうさんそう)」が、その後2000年に「滄浪亭(そうろうてい)」「獅子林(ししりん)」「退思園(たいしえん)」「芸圃(げいほ)」「藕園(ぐうえん)」が登録されました。
その中の一つである「藕園」は、清代の光緒年間(1875年〜1909年)のはじめ、安徽地方の民政・軍政長官であった沈秉成が退官後、夫人の厳永華と蘇州に隠居する際にこの庭園を買いとったといわれています。
なお、藕園の「藕(ぐう)」はレンコンのことで、その発音が配偶者の偶と同じことから、夫婦がここで仲良く余生を送るという意味が込められています。
園内には運河が流れ、”太湖石”をふんだんに使った庭や築山が配置されています。なお、太湖石は近くの大きな湖・太湖から運んでいるそうです。 |
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