中国三千年の歴史を訪ねる旅(北京)  .


(北京、西安、洛陽、蘇州、上海)


1.北 京(Beijing,Peking)
中華人民共和国の首都。河北省中央部に位置し、中央政府直轄市。遼・金・元・明・清の古都で、明代に至り、北京と称し、1928年南京(ナンキン)に国民政府が成立して北平(ペーピン)と改称した。
しかし、1949年北京と再度改称して現在に至る。
 政治・文化・教育・経済・交通の大中心地。面積1万7千平方キロメートル。人口733万7千(1995)。



北京に限らず、中国は今近代化に驀進中で、道路拡張のため古い民家をぶっ壊し(日本だと、大騒動だろうなぁ)、近代的な高層建築へと衣替えしています。とにかく、見渡す限り工事・工事、どこへ行ってもほこりまみれです。
そのごった返す道路を自転車、乗用車、トラック、バスが秩序もなくぶっ飛ばしているさまは事故がおきてもしょうがないという感じです。信号も少なく道路横断も命がけです。しかし、中国人の動きをみると、中央分離帯がなくとも、また、どんなに交通量が多い道でも、まず道路の中央線まで渡り、そこで、留まって反対側の車の流れが途絶えたとこでさらに渡るということをしています。
日本人だと、ネコと同様イッキに渡ろうとするのでなかなか横断の勇気がわきません。


【北京の歴史遺産】

@ 天安門広場
A 紫禁城
B 故宮博物院
C 万里の長城



@天安門
中国の首都北京の旧紫禁城(故宮)の城門です。
1949年にこの門上で毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言されました。城門前の広場は天安門広場と呼ばれ面積40平方キロ、100万人もの集会ができるという世界最大の広場です。
この広場の周囲には、毛沢東の肖像画のある”天安門の楼上”、全人代の行われる”人民大会堂”、”中国歴史博物館”、”中国革命博物館”、そして”毛沢東記念堂”があります。

 【天安門広場の歴史】

   1912年 中華民国の成立後の民主化運動の舞台

   1949年 建国(中華人民共和国)宣言(毛沢東)

   1976年 第一次天安門事件(周恩来)

   1989年 第二次天安門事件(学生)

 天安門広場は中国近代化の歴史で重要な舞台となったところですが、今は観光客とたこ揚げの人達で賑わっています。




天安門
A紫禁城
紫禁とは皇居。明・清朝の宮城の呼称。
北京の紫禁城は1417年成祖の造営で、清代に復興、現在は故宮博物院となっているが、ほとんどのものが内戦により蒋介石によって台湾に持ち去られている。

最後の皇帝・愛親覚羅溥儀をモデルにした映画「Last Emperor」では、紫禁城前の広場が印象的であったが、さすがにホンモノはスケールが壮大でスゴーイ!
ところで、栃木県・鬼怒川温泉にある1/25のミニチュア博物館「東武ワールドスクエア」の紫禁城も良く出来ています。必見です。


紫禁城(実は東武ワールドスクェア)

紫禁城(実は東武ワールドスクェア)


こちらホンモノ


B故宮博物院
 
中国の北京にある大博物館。明・清朝の紫禁城(故宮)内廷の遺構を利用して1925年に開設。
 古書・美術工芸品を多数収蔵。


C万里の長城
中国の北辺、東は河北省山海関から西は甘粛省嘉峪関(かよくかん)に至る大城壁。
長さ約2,400キロメートル、高さ約6-9メートル、上部の幅4.5メートル。
春秋戦国時代に斉・燕・趙・魏などの諸国が辺境を防ぐために築き、秦の始皇帝が大増築して、この名を称した。現在の長城は明代に築造、位置は遥かに南に下っている。

娘と添乗員(右)さん



万里の長城 八達嶺




万里の長城(東武ワールドスクェア)

万里の長城(東武ワールドスクェア)

D京 劇


日本に来た外国人が歌舞伎を見るがごとく、私も中国に行ったら京劇を見に行きましたが・・・。
案内によると、早めに行くと役者のメーキャップから見ることができるというので気合を入れて早めに出かけることになりました。

確かに劇場内のロビーで役者が孫悟空のメーキャップを目の前でしているのですが・・・・・。
きらびやかな東京の歌舞伎座と違って何か雰囲気が違う・・・・。閑散としています。何か納得できない気持ちを引きずりながら館内に入ると、そこにはテーブル席が20〜30、後ろのほうに10列ぐらいのイス席が並んでおり小劇場という風情です。私たちは特別席のチケットを購入していたのでテーブル席の中央に陣取ることにしました。茶菓付です。

館内が暗くなり、中国独特のメロディーが鳴り響き京劇が始まりました。
内容が不明で何が何だかわかりませんが、家族が指差すのでその方向を見ると、字幕があったのです。しかし、場面の説明だけなので・・・・・。
最後の演目は孫悟空モノで殺陣ありバック転ありで迫力?はありました。

同行した次女曰く、高校のときに見た京劇はきらびやかですばらしかったけれど、 「今回のは本当に京劇なの?」と疑問を呈しておりました。
ところで、新橋演舞場で見た「猿之助のスーパー歌舞伎・三国志」は、大仕掛けの舞台で大変豪華でしたが、もちろんこれと比較してはかわいそうですね。

 



北京ダック


北京ダックの名店「全聚徳」

百年ぐらいの歴史を持つ世界的に有名な北京ダックに専門店。独特の飼育方法と餌で56日間アヒルの子をまるまる太らせてから、なつめや桃の木であぶり焼きする。フルコースを頼むと、前菜に水かきのゴマ和えや砂肝のから揚げなどさまざまな料理が並び、メインのダックを堪能し、最後の骨からとったスープに至るまで、鴨の全貌を味わえる。コックさんが席のそばでダックの丸焼きを切って見せる。ダックを味わうとき専用の葱と味噌も欠かせない。
コース(交通費込み)4600円





|   |◆CHINA(TOP) |
 

inserted by FC2 system