西安の歴史
中国のほぼ中心に位置する西安は、かつて長安と呼ばれ、紀元前11世紀から10世紀初頭までの約2000年間にわたって、13王朝の都が置かれた古都である。秦の始皇帝、漢の武帝、唐の太宗と武則天、玄宗と楊貴妃など、歴史上の重要な人物を輩出した場所でもある。
西安の街は高さ12メートル、全長約14キロの巨大な明の城壁に囲まれており、また、東西南北に門があり、特に西の門は、シルクロードの起点となっており、三蔵法師など、多くの旅人がこの地から出発した。
日本との交流も深く、遣随使や遣唐使が、ここから多くの文化を日本に持ち帰った。現在は陜西省の省都。総面積9,983平方kmで、8区5県を管轄する。総人口714万人、そのうち市内人口はおよそ300万人。中国中西部の経済発展に大きな役割を担う地である。
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