中国三千年の歴史を訪ねる旅(上海)


中国三千年の歴史を訪ねる旅


上 海

外灘(ワイタン)

蘇州から上海へはバスで移動です。上海へ向かう道路はとてもよく整備されておりバスは高速で走ります。道の両側は内陸部の田舎町と異なり、近代都市・上海に近づくにつれ建物も新しいものが多くなり日本の農村風景と似ています。
中国近代化の象徴「上海」は、中国であって中国ではありません。最近の日本はエネルギー喪失気味もあって、どうしようもありませんが上海はすごいです。上海をはじめとして今中国は日本の高度成長期と同じように、近代化に邁進中ですが、広い国土を抱えて日本のように進むのは簡単ではありませんが、しかし、これからは中国の時代ですね。マージャン用語の中国語だけでなく、これから中国語の駅前留学が必須と感じ入った次第です。



上海の夜景がすばらしい外灘

「バンド(bund)」(外灘=ワイタン)とは、アヘン戦争後に上海にあった、諸外国の租界(治外法権の居留地)のことで、美しい建物が並ぶ有名な場所です。懐かしい上海バンスキン・バンドが毎夜ジャズを奏でている和平飯店がある南京路は大変な人通りです。
この和平飯店はアヘン戦争後、上海租界の無法地帯で一夜にして大金持ちになった英国人のMr.サッスーンが、サッスーンハウスとして建てたものであり、対岸のテレビ塔などを臨む黄浦江に面した美しい建物です。しかし、インディ・ジョーンズの映画に出てくる上海の街がイメージにあるので、なぜか大通りを一本はなれた裏道には不気味で歩けませんでした。



外灘から望む東方明珠塔と高層ビル群
黄浦公園からの東方明珠塔

そのワイタンの代表的な公園は黄浦公園です。黄浦江(川)に沿った公園ですが、ここから見る夜景は大変きれいです。対岸に見えるテレビ塔は、「浦東(プードン)」地区にある、東方明珠塔と呼ばれる上海のテレビ塔です。アジア一の高さを誇り、また、263メートルから350メートルのところに展望台があり、高さによって入場料が変わってきます。
   
   【上海・海鮮料理】
最後の夜はお楽しみの上海海鮮料理です。上海蟹を楽しみにしていたのですが、時期が外れていてアウトです。しかし、いろいろな料理がたくさん出ていくるのですが箸が進みません。ホントに海鮮料理なの?と、思うほど「海」鮮が少ないんです。海老も禁漁なのかなぁ・・・・。
今度はちゃんと調べて行くべきですね。

トイレ 女性に限らず一番の心配事はトイレでしょう。「ドア付きのトイレが少ないので自分を隠すためにカサを持っていけ」と、言われていましたが、大都市や有名観光地はほとんど有料トイレが完備されその心配はありませんでした。しかし、私の場合はお酒の飲みすぎで急を要することが多かったので、ドアのないトイレで用を足すことが多かったのです。
公衆トイレはみなさんこちら側を向いて座って用を足しています。日本のように横向き、後ろ向きに座っていると背後から暴漢に襲われてしまう理由からこちら向きだそうですが、複数の人たちがドアのないトイレでこちら側を向いて座って、知り合いの人と話をしながら用足ししている様にはカルチャーショックを受けてしまいますね。
食あたり 心配していたとおり、ツアーの同行者の何人かは食あたりしている人がいました。
洛陽のマーボー豆腐の件もありますが、衛生状態はまだまだ不十分で汚れが残る食器などを除菌ナプキンで拭くということもしかたがないのでしょう。また、購入したペットボトルの水に何かが浮いていることもありました。
顧客にそっぽを向かれたら商売ができなくなるという「お客様第一主義」が浸透するまで時間がかかりそうです。
なお、ツアーの最中は我々家族は食べ物に気を遣っていたので問題はありませんでしたが、成田からの帰りの京成スカイライナーに乗車したあたりから、急に夫婦で腹痛に襲われ、大変なことになってしまいました。最後に食べた果物が原因だったかも・・・・。あれほど、生ものに手をつけなかったのに・・・・嫁は七転八倒で大騒ぎでした。

【最後に】
いろいろなことがありましたが、楽しい旅でした。
「木を見て森を見ず」のたとえのように
中国の一部を見て全体を評価するのは気の毒です。
確かに、一部には「不衛生」「おおざっぱ」「油断するとごまかされそう」という雰囲気がありますが、中国が豊かになれば解決する問題だと思います。
Asian大好きな小姐御の次女と、もう一度中国へ行こうと相談している日々です。

 
          


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