風かせ自遊山歩(奥多摩むかし道を歩く) .


奥多摩むかし道を歩く

奥多摩むかし道は、JR青梅線奥多摩駅前から奥多摩湖までの旧青梅街道を歩く、約10kmのコースです。
いつものように、家族に快く送り出された孤独な老人7人と歩きました。今は無縁となった山あり谷ありの楽しいコースで新緑の清々しい空気を腹黒のお腹に吹き込みました。
 むかし道コース 




奥多摩むかし道案内(奥多摩町観光産業課)>>   
奥多摩駅(10:00)⇒(0:40)⇒槐木(さいかちぎ)WC⇒(0:30)⇒橋詰バス停⇒(0:30)⇒いろはカエデの巨樹⇒(0:50)⇒大久保広場⇒(1:30)⇒奥多摩湖(15:30到着予定)→(350円/バス)→奥多摩駅



奥多摩駅
駅前の観光案内所に立ち寄って、案内図をもらい注意事項を聞いてスタート。

むかし道入口
国道の右側にむかし道の案内板があり、右へ曲がると遊歩道の入口となっています。



 羽黒三田神社を右に見ながら

羽黒坂を上って行きます。



廃線跡
かつて小河内ダム建設時に資材運搬を目的とした鉄道が走っていた。
起点氷川駅 終点水根駅 駅数2駅
開業1952年 休止1957年 路線距離6.7 km
橋梁:23箇所、延長1,121m
トンネル:23箇所、延長2,285m
 

槐木(さいかちぎ)の茶屋跡
羽黒坂の急坂と桧村からの坂を登りつめた所にあり、槐木の巨木があったことからこの地名となった。
馬力・大八車や背負荷の上り荷・下り荷の人々の休み場として賑わった所。

マメ科の槐(さいかち)の巨木

槐木の傍にある馬頭観音(1816年)



桧村へ道が続く 



不動の上滝方面は土砂崩れで
歩けないので国道へ迂回する

橋詰橋
国道(411号線)を歩いて橋を渡る



橋詰橋からの多摩川

橋詰トンネルを抜けてむかし道へと戻る


むかし道へ戻って山道へ。
しばらく歩くと白髭神社が見えてくる

白髭神社
祭神は塩土翁神(しおつちおきなのかみ)


一枚岩の壁のような巨岩
巨岩は高さ約30mの石灰岩の断層で、東京都の天然記念物に指定されている



弁慶の腕ぬき岩
高さ約3mの縦長の岩で、左下に腕がやっと通る様な丸い穴が空いている。
弁慶が開けた穴だといわれているが・・・・。

耳神様
医者が居なかった時代、耳の病気になった時に、穴のあいた小石を耳神様に供えて治癒を願ったという。



いろは楓
葉先が7つに分かれているので「いろはにほへと」のいろは楓というそうです。
樹齢約200年。

紅葉の時期は見事な紅色に染まります



いろは楓と青梅の山々





 

しだくら橋


しだくら橋



ヒメシャガ

タニウツギ

ケマン


マムシグサ




馬の水飲み場


しだくら橋
橋の注意書きには「5人以上で渡らないでください」とあり、老朽化によって「5」の上に張り紙で「3」となっていた。

しだくら橋の上から渓谷を見下ろすと、深い谷底へ吸い込まれそうになります。 
なお、太古以来水害の多い地域で寛保2(1742)年、明治40年(1907)の奥多摩一帯を襲った大水害では、多摩川源流のしだくら谷から流されてきた多くの巨岩怪岩が河原に累々として「惣岳の荒」と呼ばれる渓谷美となっている


しだくら橋
惣岳(そうがく)渓谷の吊り橋
 



縁結びの地蔵尊


牛頭観音



sakaki茶屋


むし歯地蔵尊
前にあるサカキ茶屋

消防訓練所で昼食を食べる


5人しか通れない道所吊り橋。

吊り橋から眺めた渓谷。流れが青く渓谷は深い。

中山集落

いよいよ奥多摩むかしみちの最難関、中山集落へ至る峠越えです。急斜面の下は、国道411号の中山トンネルが通っている

きつい急勾配が続きます




西久保の切り返し


西久保の切り返し

急な登り道になる



グングンと標高を上げると中山集落へ。
下に小さく見える白い建物は、先ほど昼食をとった奥多摩消防署の訓練施設

中山トンネル上(標高約620m)から臨む訓練施設



中山集落を抜けると小河内ダムが見え隠れする



青目立不動尊へ

青目立不動尊の脇道を上って行く


青目立不動尊

青目立不動尊は修験法印(山岳修行の最高位の修験)の奥平家で不動明王をまつり悪魔退散、衆生済苦と村人を守護して光明を与えてきた(奥多摩観光協会パンフレットより引用)


青目不動尊からの奥多摩湖



沢の脇道を下りきると国道へ

国道411号線奥多摩湖側の遊歩道入口へ到着
この後、バスにて奥多摩駅まで帰る。
新緑の中を清々しい気持ちで家路についたのだが、やっぱり武蔵野線南越谷で下車して、いつもの通り「一休」にて反省会を行った 。

  (風まかせ自遊山歩)

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[2018.4.14] .
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