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Museo del Prado
ソフィア王妃芸術センター


プラド美術館の別館的位置づけにあったのがソフィア王妃芸術センターです。ここでは、20世紀の近現代美術を中心に展示されていて、ピカソのあの有名なスペイン内戦の惨状を描いた絵画「ゲルニカ」を展示しています。
元々病院であった古い建物は1990年改築され、イギリス人建築家、イアン・リッチーによってデザインされた流行の先端を行くガラス張りのエレベーターが印象的な建物です。

この美術館には、ピカソの「ゲルニカ」が展示されています。

プラド美術館から歩いて5分ほどでソフィア王妃芸術センターへ到着します。入館料は6ユーロ。65歳以上のシニアは無料って聞いていましたが、対象は現地住民のみでした。

金曜日の夕方にもかかわらず、入館者は少なかったのですが、さすがにゲルニカの前は沢山の人が足を止めていました。
ピカソが1ヶ月で画き上げたというゲルニカは、独裁者フランコに相当アタマに来ていたのだろうなという強烈な印象を感じました。
また、思っていたよりも大きな絵だったので、ビックリもしました。
ところで、大迫力の絵の前に出ようとすると、警備のおばちゃんから「ラインの外へ出ろ」と、どやされてしまいました。
その姿を見て「私とは無関係・・・」と、知らん顔の知り合い?の女性がいました。

ソフィア王妃芸術センター公式HP 

ソフィア王妃芸術センター

元が病院だけに部屋数が多い


     ピカソ   Pablo Picasso


ゲルニカ(縦3.5m、横7.8m)
ピカソの「スペイン内戦 (Guerra Civil Espanola)」の惨状を描いた絵画。
「ゲルニカ」は、スペイン北部のバスク州にある人口6000人の小都市の名前で、自治と統一を象徴する町であったため、フランコの依頼でナチスによって空爆された。死者は598名、1500余人の負傷者を出した。
ピカソはこの事件に強く反応して、戦争の醜さと恐怖を絵の中で表現し、1937年のパリ万国博覧会のスペイン館に出展した。
この絵は一時ニューヨーク近代美術館に預けられたが、スペイン政府の返還要請に対して、ピカソはフランコ独裁に抗議して「スペインに自由が戻るまでこの絵を戻すことはない」と拒否した。

モノトーンの、様々な濃淡で描く阿鼻叫喚の図。ピカソの怒りがあふれ出ているのがわかります。
思っていたよりも大きな絵だったので、ビックリもしました。



  ◆ マドリッドの地下鉄
ソフィア芸術センターの最寄り駅はATOCHA駅。
ホテルは、Atocha駅から約10分ほど先のALVARADO駅なので地下鉄で帰還することに。
運賃は全線1ユーロ。乗車方法は他のヨーロッパの地下鉄とほとんど同じで、無賃乗車が発覚すれば罰金というシステム。

駅には警察官がいて、ホームで睨みを利かせています。見た目にも隙だらけの私の側に早速やってきて、サブバックを前で抱えろと注意されました。
私だけでなく、いかついガイジンにも指示していました。
スリの仲間内では、車内でリュックを担いでる人から金を抜き取ることが義務付けられているようですね。

途中の駅から、カラオケセットを手荷物車にのせたおばちゃんが乗り込んできて、カミさんの側に立ちました。そして、大音量の音楽に合わせて演歌(もちろんスペインの)を唄い始めました。
カミさんは、即タヌキ寝入り、もちろん私も目をあわさないようにしていました。一曲歌い終わると感動?した客からチップを受け取り次の車両へ・・・。 目を合わさずによかった。


アトーチャ駅

自動券売機

改札口。
改札口を飛び越える若者がいました

列車の進行方向は日本と同じ左側運行

アルバラード駅

プラド美術館       
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