アンコール遺跡群は、カンボジアの首都・プノンペンから西北約250kmのシェムリアップ郊外にあります。
その中でアンコールワットは、東南アジアで最大級の石造伽藍を持つ遺跡です。
アンコール・ワットとはクメール語で、アンコール=「王都」、ワット=「寺院」を表す言葉で、「寺院の王都」を意味しています。(そのまんまですね)
12世紀前半(日本の平安時代)、アンコール王朝18代のスールヤヴァルマン2世(1113〜1150年頃)が、帰依していたヴィシュヌ神に捧げたヒンズー教寺院として30年余の年月をかけて建立されました。
敷地は東西1.5km、南北1.3km。その周囲は幅200mの濠で囲まれています。
1992年にアンコール遺跡として世界遺産に登録されました。 |
鬼怒川・東武ワールド・スクエアの
アンコールワット(1/25) |
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西参道方向から見るとアンコールワットの見慣れた風景となる
アンコール遺跡内にある寺院は、すべて正面が東に向いて建っていますが、西向きなのはアンコ−ル・ワットだけです。その理由の一つは「神を祀った神殿ではあるが、王の死後は墳墓とする目的のため、西向きに建てられた」というのが有力な説となっています。 |
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