風まかせ・自遊山歩(奥鬼怒) 

春日部地区稲門会
ハイキング同好会
 八丁の湯 
奥鬼怒をあるく

春日部地区稲門会・ハイキング同好会の仲間9人と1泊2日の予定で奥鬼怒を歩きました。年に6回あるハイキングの中で唯一「泊りがけ」のビッグイベントです。コーフンして前夜眠れない人もいたとか。

鬼怒沼湿原は栃木県と群馬県の県境、標高2039m(東西約410m、南北約720m)に位置する日本でも有数の高地に広がる場所で、大小48の沼が点在し、6月のミズバショウにはじまり、7月のワタスゲ、9月中頃の草紅葉など、初夏から初秋にかけて様々な高山植物が変化に富んだ美しい表情を見せてくれるところです。


今年の夏は、猛暑日が続くきわめて異常な状況ですが、出かけた日は猛暑日の谷間で、天気予報は両日とも「雨」の予報。晴れが続いているのだから余計なことをしなくてもよいのにと天を恨みつつ出発・・・が、
現地では夜に大雨が降りましたが、天気は快方に向かってきたので、翌日、鬼怒沼湿原まで歩きました。

家人から、「遭難してもヘリコプターで救助はしない」と宣言されての山歩きでしたが、鬼怒沼までは急坂の連続で、息絶え絶えになって死人が出るかと思いました。日頃の鍛錬(ヒマの持て余し?)もあって、どうやら全員が完走しました。


鬼怒沼湿原

鬼怒沼は、日本で最高地にある高層湿原といわれ、日光国立公園特別保護地区の特別天然記念物に指定されている。
栃木県でも秘境といわれている場所で、鬼怒川から女夫淵温泉へ、さらに奥にある奥鬼怒四湯の日光沢温泉を経由して群馬県の尾瀬に抜けるルートにもなっている。

奥鬼怒温泉郷から、鬼怒沼へはかなりきつい坂を登ることになるが、登りきったところにある湿原は高山植物が咲き乱れこれまでの疲れを飛ばしてくれること間違いなしの場所であった。


鬼怒沼湿原MAP
鬼怒沼湿原と奥鬼怒温泉郷は3.7km。



【コースタイム】
春日部駅(7.44)→→(9:30)鬼怒川温泉駅(10:15発)→バス→(11:50着)女夫淵温泉(12.20)→歩き→(14:30着)八丁の湯(宿泊)
八丁湯(6:45発)→歩き→日光沢温泉(7:10)→→(8:20)オロオソロシの滝展望台→→(10:20着)鬼怒沼湿原(11:00発)→→(12:50着)八丁湯


八丁湯を出発

歩いて5分で加仁湯を通過

加仁湯にある春日野部屋の合宿所


さらに5分で日光沢温泉宿へ

正面建物をくぐり抜けて登山道に入る。


登山道を行くと分岐点が現れる

あっさり見落として根名草山方面へ・・・。
後ろが気がつきすぐ引き返す。
中高年の良くある遭難パターンですね?


500mくらい登ると「ノシ滝」が


「ヒナタオソロシの滝」の分岐点
つり橋を渡るとヒナタオソロシの滝へ

つり橋を渡らず奥鬼怒湿原へ



急坂をフラフラしながら登ると、オロオソロシの滝展望台がある。
なお、オロは日陰を意味する方言。


向かい側の山肌を流れ落ちて行くのが見える
1.3km ←奥鬼怒温泉郷 / 鬼怒沼湿原→ 2.4km



左は日光沢温泉へ、右は群馬県尾瀬の大清水へ(標高2039m地点)
鬼怒沼入り口
尾瀬ヶ原よりも600mも高い


沼が48箇所ある

当会の名称を「まほろば山旅の会」に前夜の宴会にて決定。


奥鬼怒湿原の花

コバギボウシ

タテヤマリンドウ

キンコウカ

サワラン(アサヒラン)

トキソウ

ツリガネニンジン

イワオトギリ

ワタスゲ


奥鬼怒・八丁湯温泉




八丁湯はログハウスになっていた

有名な八丁湯温泉


部屋はログハウスで16畳の広さ

ハイキング同好会の名称を
「まほろば山旅の会」に命名

大広間で夕食
ガラス越は大きな露天風呂がある

豪華な夕食

天ぷら付き

岩魚骨酒 2合2100円


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2010.7.29,30
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