スペイン観光の中で最大の見所・・・・アルハンブラ。
F・タルレガの名曲『アルハンブラの思い出』の哀愁に満ちたメロディーがグラナダの町を歩くと自然と頭の中に流れてくるようです。
グラナダの町は、古都と呼ばれるにふさわしい落ち着いた雰囲気の中にあります。
そして、アルハンブラ宮殿は、そのグラナダを見下ろすアルバイシンの丘の上に築かれています。
711年にイベリア半島に進出したイスラム勢力は瞬く間に半島を制圧した結果、各地でイスラム文化が花開きました。
アルハンブラとは「赤い城」という意味で、1238年にナスル朝ララマール王が宮殿の建設に着手、以後21人の王達の手によって増改築が重ねられていきます。最も宮殿が大きな変貌を遂げたのは、ユースフ1世とその息子のムハンマド5世の時代です。
しかし、キリスト教勢力がこれを徐々に押し戻し、1492年にはイスラム最後の砦であったグラナダが陥落し、イベリア半島は再びキリスト教勢力のものとなりました。 宮殿は、主にアルカサバ、王宮、ヘネラリーフェ、カルロス5世宮殿と4つの部分から成っています。
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