城を訪ねて三千里(金沢城) .
城を訪ねて、てくてく旅

  (石川県・金沢市)  



金沢城
昭和64年(1989)年までは金沢大学のキャンパスがあったところで、以前、ここを訪れた時にテニスコートがあって学生がテニスをしていたことを思い出します。現在は金沢城址公園として整備されています。
平成13(2001)年には、古絵図や古文書などをもとに橋爪門続櫓・五十間長屋・菱櫓が忠実に復元されています。
金沢は何度か訪れていますが、情緒があって素晴らしいところですね。



石川門
(2004.1)
石川門は搦手門(からめてもん)と呼ばれる裏門。2層の菱櫓と敵の侵入を防ぐために複数の門で囲む枡形構造となっている。 白く見える屋根瓦は鉛を使用し、戦時には溶かして鉄砲弾に作り変えるための工夫だったとも言われている。





石川門二層櫓と一の門
(2007.10.24)
現在の石川門は、天明8(1788)年に再建された。この石川門は、高麗門の一の門、櫓門の二の門、続櫓と2層2階建ての石川櫓で構成された枡形門。

石川門・二の門
一の門を入るといわゆる枡形虎口になっていて、右に90度曲がったところに二の門がある。


石川門・虎口
枡形虎口を形成する石川門は造られた時代によって石垣の積み方が異なっている。



五十間長屋
(2007.10.24)
五十間長屋は、多聞櫓と呼ばれ、石垣や土塁の上に建てられる長屋造の櫓のこと。
ここは武器や什器等の倉庫として使用されていた。平成13(2001)年に木造復元。



二の丸跡からの菱櫓と五十間長屋
(2007.10.24)

平成13(20001)年に復元された菱櫓は、当時は大手と搦手(からめて)を見張る物見櫓(ものみやぐら)として重要な役割を果たしていた。
菱櫓の名の由来は、建物の平面が菱形になっていて、死角を少なくするための工夫がされているとのこと。




冬の菱櫓
(2004.1)
鈍角100度、鋭角80度の菱形の建物で、柱も菱形となっている。二ノ丸でもっとも高い建物で、大きな石落しや千鳥破風の華やかな外観を持っている。
また、白塗漆喰で固めた海鼠壁も、この建物の特徴となっている。



橋爪門続櫓

橋爪門続櫓

橋爪一乃門



橋爪門続櫓からの濠

続櫓からの石川門

五十間長屋内部 
(2006.9.16)
2階部分は、太い松の梁等、木組をそのまま見ることができる。

菱櫓と五十間長屋の軸組み模型




菱櫓からの橋爪門続櫓(2004.1)


菱櫓

二の丸からの菱櫓

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       (04.01,06.9.16,071024)★
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