中国シルクロードの旅（TOP)

「9月に夏休みを取ってシルクロードへ行く！」と高らかに宣言したところ、家族からは「毎日が休みなのに、何を今更」という顔をされ思わず下を向いてしまった私でした････。ごもっともデス。

おそらく足腰達者なのはこれからの十年で、その後は足腰は弱くなり口だけが達者ということになりかねないので、今は遠出を最優先としています。
今回の行き先はシルクロード。9月中旬出発のツアーに参加予定だったのですが、催行予定人数に足らず9月下旬出発となりました。
前首相のコイズミさんの靖国参拝で中国が大騒ぎになったので、いろいろ心配していましたが、アベさんになってからこの問題で石を投げられる恐れもなさそうなので行くことにしました。

ところで、
シルクロードの玄関口の西安は空港も新しくなり、町も再開発で近代化が進み以前（7年前）と比べると薄暗かった街中も大変明るくなりました。
しかし、相変わらず食べ物、水、治安、トイレ事情などでかなり覚悟が必要です。
前回の旅では、ヨメがドアのないトイレを見て気絶？してしまい「中国は、まだまだ私が来る場所ではないワ」と、お怒りの様子でした。
「日傘で顔を隠したら」と、言ったものの、さすがの私も「頭隠して尻隠さず」状態ではムリと判断しました。
確かにヨメが進んで「中国へ行こう！」と言うのはまだまだ先のことでしょう。

　　　　シルクロード
◆絲綢之路

シルクロード(Silk Road)は中国の長安（現：西安）をスタート地点として、アジアを西に横断し、ペルシャ、ローマを経てヨーロッパに通じる交易路である。
その長安は紀元前二世紀頃から千年に渡り、シルク交易で栄えた、東西文化交流の都であった。
なお、シルクロードとは、１９世紀末にドイツの地理学者リヒトホーフェンの著作「ヒーナ（チャイナ）」のなかで、中央アジアを横断する交易路を「ザイデンシュトラーセン（絹の道）」と名づけたことによる。
延長距離は7000kmになる。

西遊記で有名な三蔵法師（玄奘三蔵＝げんじょう）は13歳のとき出家した。
その後、唐天竺（インド）をめざし長安から河西回廊を経て、敦煌、コルラ、クチャ、アクスを経てカシュガルを経て天山山脈を越えていった。帰りはホータン、ミーランを経る昆論北路をタクマラカン砂漠の北側を通って長安へ戻ってきた。そして、インドからを膨大な経典を持ち帰ってきた。
その見聞録・大唐西域記は17年間にもわたる旅の記録であり、当時の西方の様子が目の当たりに再現されている。なお、この道を完走のは三蔵法師ただ一人ということだ。

●為替レート
　中国元=約15円
●時差　1時間
(日本10時→中国9時）

前回は、家族とシルクロードの出発点の西安まで来ました。今回はその先を目指します。
本当は、再奥のカシュガルへと思っていましたが、ヒマ人とはいえ諸般の事情があり日程的にも予算的にも見合ったツアーがなく、ウルムチ止まりとなりました。
ところで、旅をするといろいろ驚くことが多いのですが、今回はゴビの砂漠の大きさ、その中に点在するオアシスと砂漠に囲まれた町の生活、そこに住む人たちの貧しいけれど活気と熱気。そして、西安、敦煌をはじめとして中国4千年の歴史の深さ。一方、バザールなど市場に漂う独特のごちゃごちゃ感などたまりませんなぁ。
食事に気をつけていたので下痢もせず、安心して異国の雰囲気を十二分に味わうことが出来ました。楽しかったなぁ・・・。

【コース】
　成田→<上海経由>→西安→敦煌→トルファン→ウルムチ→西安→<上海経由>→成田

ちょっと、チョット、ちょっと！(双子の漫才師？ザ・たっち風にいえば）
成田の集合時間は出発2時間前の15：00。カウンターで指示通り航空券を受取り集合場所へ。
他のツアーは添乗員さんが旗を持っていて、参加者へそれぞれ説明をしていますが、当ツアーは指定された場所に行っても誰もいないのです。
改めてカウンターで確認すると、上海乗継で西安まで勝手に言ってくれとのこと。すなわち現地集合現地解散型のツアーだったのです。激安ツアーなので日本から添乗員が付くとこの値段では出来ないということをその場でナットクした次第。
そして、西安空港では陜西(せんせい)文物国際旅行社の添乗員・林（リン）剛さんが笑顔で出迎えてくれました。そのとき初めて今回のツアーの同行者が11人ということも判明。

■ 日　　程　　　　（旅行会社の企画書）

1	☆中国東方航空（MU522便）　　　成田16：55発→上海19：00着　　　（JAL共同運航JL5154便）　　　上海20：00発→西安22：20着	［西安賓館］
2	☆午前：西安郊外・市内観光（○世界遺産の秦の始皇帝稜、●世界遺産の兵馬傭坑博物館、　●碑林博物館、●青龍寺、●大雁塔、●清華池など） ☆昼食は老舗レストラン「徳発長」にて餃子宴 ☆東方航空MU2154便　　西安19：20発→敦煌21：30着(日本時間22：30）	［太陽大酒店］
3	☆終日：シルクロードの歴史文化都市敦煌市内観光（ゴビ砂漠、●玉門関、●敦煌故城、●陽関、◎鳴沙山、◎月牙泉など）　【オプション】鳴沙山でラクダ乗り（現地払い） ☆夕食は、敦煌黄麺料理	［太陽大酒店］
4	☆午前：敦煌郊外観光（砂漠の巨大画廊●世界遺産の莫高窟［特別窟57，158窟を見学］　西千仏洞など） ☆夕食後、夜行寝台列車・柳園(敦煌）発21：40→トルファン（翌06：40）	夜行列車.
5	☆→06：40(日本時間07：40）トルファン着、トルファン市内観光（●ベゼクリク千仏洞、●交河故城、◎バザール散策、◎カレーズ、　●高昌故城、○「西遊記」の中で孫悟空が活躍した○火焔山） ☆夕食は、イスラム風シシカバブなどウイグル料理	［トルファン賓館］
6	☆午前：天山北路の要衝として栄えたウルムチへ ☆午後：新彊地区最大の都市ウルムチ市内観光（●新彊ウイグル自治区博物館、◎紅山公園）ハイナン航空HU7898便　　　ウルムチ16：05発→西安19：00着　 ☆夕食は陜西料理 ☆夕食後、南門城楼の夜景観賞へ	［西安賓館］
7	☆中国東方航空(MU521便）JAL共同運航便・　　　　　西安08：40発→10：40着［上海］12:10発→成田16：00着	.

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