中国シルクロードの旅(西安 1)


 西 安
|@ 兵馬俑博物館 | A 西 安 [ 大雁塔、青龍寺、華清池、碑林博物館] |B 西安餃子 |
西安は上海から約1500km。飛行機で成田から上海乗継で約6時間(上海から約2時間)の距離にあります。
成田発西安行きの中国東方航空MU522便は上海から別の便に乗り換え西安国際空港へ。西安空港は2003年に建て直され大変きれいな空港に生まれ変わっていました。しかし、完成後すぐに鳥インフルエンザ、小泉さんの靖国参拝などで日本人が全く来なくなり、空港は閑古鳥が鳴いていたそうです。
ところで、西安は紀元前1134年に西周が長安を都と定めて以来、三千年の歴史を持つ古都です。長安が西安と呼ばれるようになったのは、明代の初めからで、現在の人口は約714万人。北京、上海に次ぐ大都市です。古くからの都市であり、シルクロードの起点となっています。
 西 安                    The Movie

二十世紀最大の発見といわれる兵馬俑は、1974年に井戸掘りの作業中に農民の楊さんが偶然見つけました。この場所は秦の始皇帝(紀元前246〜210)陵から東へ1.5kmに位置し、約2200年前に始皇帝を守るための軍隊として副葬されたものです。 

発見者の楊志發さん
(7年前と同じように黒い服で身を包んでいました)

兵馬俑博物館
博物館前は以前は土産物屋などでごちゃごちゃしていましたが、今はきれいに整備され広大な公園となっていました。
バスの駐車場から博物館まではゴルフ場のカートのような電動車が入口まで運んでくれます。

1号兵馬俑館は東西230m、南北62mの中に兵士俑約8,000体、馬俑約600体が埋葬されているそうです。
現在までの発掘数は1,000体程度で、巨大なドイツ製のド−ム内では現在も発掘作業が続けられています。
11の壁に仕切られ、秦の始皇帝陵に向いて38列の兵俑が縦隊に整然と並んでいます。

兵士の身長は平均178cmで、一つとして同じものはありません。

一号車の先導車
始皇帝陵の西側20mのところから発見されたもので、当時実用の車の2分の1のサイズで作られています。
一号車の先導車は、御者が腰に剣を帯び、側に弓矢などの兵器を備えています。二号車は温涼車といって、秦の始皇帝の専用車です。


二号車の温涼車
二台とも四頭立ての馬車で、豪華を極め、車体に美しい模様が描かれている。金銀製の埋めの装身具は1594点が残され、2000年前の金属加工の精密さにも驚かざるを得ない。

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