四川省北部アバチベット族チャン族自治州の北東部に位置している九寨溝は、原生林が生い茂った50kmほどの渓谷にたくさんの湖沼や滝が点在する中国有数の観光地。正式名称は「九寨溝国家級風景名勝区」。1992年に「九寨溝の自然景観と歴史地区」として世界自然遺産に登録されています。
岷山(びんざん)山脈の南側にある長江(揚子江)水系のひとつ嘉陵江の源流に広がる石灰岩質の秘境で、標高2000m ~3400mの高地に大小100以上の沼が棚田状に連なるカルスト地形の淡水の湖水地帯となっています。
なお、「九寨溝」の名はチベット人の村(山寨)が9つある谷であることから付けられたものだそうです。
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