首都圏外郭放水路   .
首都圏外郭放水路
 
群馬県、栃木県、埼玉県の三県県境
首都圏外郭放水路



(C)google map

首都圏外郭放水路


(C)国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所発行の案内書を転載

(C)国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所作成の資料から

埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路(庄和排水機場)は、1993年〜2009年に江戸川の土手に建設されました。
地下22mのところに幅78m、高さ18m、長さ177mの調圧水槽が設けられ、地下空間を支えるために1本の重さが約500トンの柱が59本もそびえ立っています。
台風や洪水などの非常時には、低地にある中川、倉松川、元荒川などから地下トンネルを経由して流れ込んだ水を毎秒200m3(25mのプール1杯分)の割合で江戸川に戻すということをしています。
近年の線状降雨帯による集中豪雨の被害が頻発しているので、この施設はなくてはならないものです。
 
首都圏外郭放水路見学は こちら・・・




国土交通省江戸川河川事務所



地底探検ミュージアム「龍Q館」の愛称がついている

1階ブース

2階ブース


いよいよ探検?開始


各施設をつなぐ地底トンネル……直径10m×総延長6.3kmのトンネル
川の水が増水すると各河川に設けられた「越流堤(えつりゅうてい)」と呼ばれる流入口から増水した水が入ってきます。この水が「立坑」という巨大な立て穴の中へと落ちていき、さらに 「巨大トンネル」を通って庄和排水機場の地下にある 「調圧水槽」 に貯められて、そして、巨大な「排水ポンプ」 によって江戸川へ放水される仕組みになっています。



龍Q館から歩いて"地下神殿"の入口へ


地下にある調圧水槽まで100段超の階段を降りると・・・・そこは"地下神殿"


1本の重さが約500トンの柱が59本もそびえ立っている

調圧水槽(サッカーグラウンドくらいの広さ)
よく映画やテレビの撮影に使われている


「定常運転水位」よりも上に行かないように、常に4台のポンプ運転で調整しながら江戸川に排水します。
下部の表示「ポンプ停止水位」は、排水ポンプの羽車と同じ高さになり江戸川へ排水できなくなる。このため、排水ポンプを停止させ、この水位以下の残った水は、第3立坑にある別のポンプで元の川へと戻していきます

「定常運転水位」まで水が来たことは、これまでも何度かあり、排水後の地下には泥がたまって掃除が大変だそうです。


立坑
水を取り込む立坑は第1立坑から第5立坑まで5本あり、各立坑は地下トンネルでつながっている。第1〜4立坑は、約70mの深さで、内径が約30m。第5立坑の内径は15mといった巨大な立筒。
スペースシャトルや自由の女神が入ってしまうほどの深さとのこと。



立坑


特別見学できた立坑の上部


穴を掘ったシールドマシン

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