豪徳寺は、文明12(1480)年に世田谷城主・吉良政忠が、伯母の弘徳院の住まいとなる庵を造ったのが始まりといわれています。創建当初は臨済宗でしたが、天正12(1584)年からは曹洞宗となっています。
ところで、豪徳寺といえば開運招福や商売繁盛をもたらす縁起のいい招き猫の発祥の地の一つといわれている。
その昔. 彦根藩主・井伊直孝が鷹狩の帰りに通りかかったのがこのお寺。門前で寺の猫が手招き?を したのでここで一休みすることにしたそうだ。
すると、一休みしている最中に突然雨が降り始め雷も鳴ってしまい「猫が招いてくれなければ危うくビショ濡れになるところだった」と喜び、これが縁でこの寺は、
寛永10(1633)年、彦根藩世田谷領の成立後、井伊家の菩提寺に取り立てられました。 直孝が亡くなった際に付けられた院号は「久昌院殿豪徳天英居士」。その院号にちなみ寺の名前を豪徳寺と改めました。
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