★ちょっとした事件★ ジプシーに襲われる!
大型バスの駐車場はピサの斜塔から大分離れた場所にあり、そこから歩きます。
団体客がゾロゾロ歩くなかを、小柄な色黒の女が赤ん坊を抱えこちらに何やらわめきながら走ってきます。
すると、先頭を歩く一人のオヤジに向って、その女は持っていたダンボールの切れ端に書かれた字を指さし、なにやらわめいています。
何が起きたのかなぁ〜と見ていると、今度は「江戸っ子」の私のところにやってきて、また、わめきます。無視して歩いていると、(一仕事?終えた)子供5〜6人がパラパッラと現れて、私のズボンのポケットへ手を突っ込むではありませんか。コラコラ!、バカ,、ばかもーんと、あわててズボンのポッケを押さえます。
突然、最後尾を歩いていた娘がすっ飛んできて、母親とおぼしきジプシー女とガキ達に対して、持っていた日傘でボコボッコと叩いて闘ったのです。思わぬ逆襲にあって、ジプシーのおばちゃんはガキ達に撤収命令を出して何も取らず走り去っていきました。 |
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なお、私のポケットには往路の機内で仕込んだおつまみ用のピーナッツ袋が入っておりプクッと膨れておりました。しかし、例えピーナッツ袋しか入っていなくても、イザという時には本能的にポケットを押さえるものですね。
これだったら、スンナリ手を入れさせればよかったと、後で強がりを言ったところ、娘からはジプシー女より怖い剣幕でこっぴどく叱られてしまいました。シュン
そして、娘に「お父さんはスキがありすぎる!」と、旅行中は教育的指導を受ける毎日でした。
イタリアの真面目な子供には気の毒ですが「ガキをみたらドロボーと思え」と、その後用心したことは言うまでもありません。しかし、私はスキだらけなんでしょうね。 |