ドイツ最古の大学都市「ハイデルベルグ」は、人口14万人、そのうち学生は3万人いると言われています。古城街道最大の町でもあり、町の中心にはネッカー川が流れています。京都大学を抱えた古都・京都にも似た知的雰囲気にあふれた町です。
ハイデルベルグ城は町の東の丘に建てられており、赤色砂岩でできています。この城は11世紀に建築が始まり、14〜16世紀にかけて「プファルツ選帝侯」と呼ばれた領主たちによって増改築が繰り返されたため、ゴシックやバロック、ルネサンスなど各時代の建築様式が混在しているのが特徴的です。
そして、1689年のオルレアン紛争により、フランス軍の攻撃を受け破壊されてしまいましたが、1742年に、公爵カールテオドールによって
改修されました。しかし、2度の落雷により1764年以来、城はそのままになってしまっています。
ハイデルベルグ大学は1386年にルプレヒトI世により設立されて以来、現在では多くの学部が街全体に点在しています。作曲家シューマンもこの大学で学んでいます。
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