音楽のある街 ウィーン・プラハ   .
 
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ウィーン国立歌劇場

当日のキャスト
ウィーン国立歌劇場

ウィーン国立歌劇場1869年5月25日モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の上演でこけら落しを行った約140年近い歴史をもつ歌劇場です。第二次大戦中連合軍の攻撃で1945年3月に消失、1955年11月再建。
2002年からはアジアから初めて小澤征爾(~2010)さんが音楽監督に就任。

当日の演目は、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲の「椿姫」(小デュマ作)

【CAST】
 ヴィオレッタ:    Norah Ansellem
 アルフレッド:    Jose Bros
 アルフレッド父:  Alberto Gazale
 (指揮) Michael Halasz
      ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
      オペラ座バレー団


バルコニー席を見上げる

すばらしい緞帳

オーケストラ・ピット

第一幕のカーテンコール

「椿姫」のあらすじ

小アレクサンドル・デュマの同名の芝居を原作とし、1853年に初演されました。
純情な青年アルフレッドは娼婦であるヴィオレッタと恋仲になります。しかし、アルフレッドの親父が現れて、(アルフレッドには内緒で)娘の結婚に差しさわりがあるので別れてくれと懇願します。
ヴィオレッタは泣く泣く別れますが、事情を知らないアルフレッドは気が変わってしまったヴィオレッタをなじります。
しかし、それが誤解だと判った時には、ヴィオレッタは肺病で病床に臥していました。
そこへ、アルフレッドが現れますが、すでに時は遅く、彼の腕の中で死んでしまいます。

初演当時は、肺病で死ぬヒロインがかなり恰幅のいいソプラノ歌手だったこともあってさんざんのデキだったようです。
今回のヒロインは美人のソプラノ歌手で2004年に小沢オペラ塾で日本にもやってきたNorah Ansellemさんと、アルフレッド役は世界的なテノール歌手のJose Brosさんで、迫力のある舞台に眠気も飛んで感動モノでした。
 イタリア語の題名「ラ・トラヴィアータ」は、「道を踏み外した女」という意味で、第3幕でヒロインが自らをそう呼ぶことから付けられました。

 060225

アルフレッドの腕の中で死ぬヴィオレッタ




当日は、午後から小雪が舞い散る寒い日でした。ウィーンは北海道の北、サハリンと同じ緯度にあるためかなり寒いところです。しかし、雪はさらっとしていて、すぐ振り払えば濡れることはありません。傘をさしている人も少ないのはそのためなのでしょう。
ところで、数年前ローマ歌劇場でヴェルディの「トロヴァトーレ」を見た折CDで事前勉強?をして行きました。しかし、ハイライト編であったため、聴いたこともないなじみの薄い場面では時差の関係で気絶しそうになりました。
今回は有名な「椿姫」ですが、あらすじはともかく全曲聴いたこともないので、DVDを購入しある程度全体を把握することにしました。
ところが、DVDを購入しただけで安心してしまい、出発2、3日前になるまで見ず、あわてて(酔っ払いながら・・・)鑑賞することにしました。
ところで、歌劇場の座席には小さな液晶画面がついており、原語はイタリア語なのでドイツ語と英語の訳が表示されていました。
私といえば、時折、「大枚を払ったんだ!」と、何度も呪文?を唱えたわけではありませんが最後まで気絶することなく楽しく鑑賞できました。
にわかオペラファンですが、事前鑑賞なりしてあらすじを把握して見に行くとオペラもよいもんですね。
今度、ヨメに手を引かれて歌舞伎に行くのですが、これからヨメに逆らわず(膝を屈して)教えをこうて鑑賞したいとと思います。

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