風まかせ・自遊山歩(駒止湿原)  
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歩いた日 : 2008.7.6  .   
夏の雄国沼
駒止(こまど)湿原は福島県南会津町田島(旧田島町)と昭和村にまたがる、標高約1100bの山上台地に点在する湿原です。
ブナの原生林に囲まれた湿原には、春には水芭蕉、夏にはワタスゲ、ニッコウキスゲなどが一面に咲き乱れ、爽やかな彩りを見せてくれます。
また、駒止湿原は大小十以上の湿原があり、特に、大谷地、白樺谷地、 水無谷地の三湿原が代表的なもの。水生植物が堆積して出来た泥炭層は国内で も有数の古さを誇ります。
1970年12月に湿原を含む総面積約150haが国の天然記念物に指定されています。
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【コースタイム】  大谷地←→水無谷地間往復コース

南会津町(駒止湿原入口)駐車場―10分―@大谷地 ―40分→A分岐→B白樺谷地―20分→C水無谷地 ―20分→D水無谷地終点(昭和村駐車場)   ○内数字は上記mapに連動

水無谷地終点D(昭和村駐車場)−40分→白樺谷地B→農道20分→南会津町駐車場(約50台駐車可
  ★大谷地散策だけなら最低1時間。三つの湿原全体では2〜3時間ぐらいかかります。
【交通】
電 車 会津鉄道・会津田島駅からバス30分「湿原入口」下車。南会津町駐車場まで徒歩1時間
   会津田島駅から国道289号を南郷、只見方面に走ると針生の集落近くに「駒止湿原」の標識があります。針生の集落へ入り案内看板に沿って走ると駒止湿原入口の南会津町駐車場がある。(針生から駐車場まで車で15分)



南会津駐車場(約50台収容)
駐車料金は無料だった


駐車場から階段を登り、
小さな林を抜けると湿原に出る。

大谷地

大谷地の木道は一方通行

ワタスゲが満開
ちょっとピークが過ぎていたが・・・

今回はカミサンも同行
タイトルも「花とおじさん&おばさん」?
大谷地は駒止湿原の中で一番大きな湿原で、木道を進むにつれ徐々に低層湿原、中間湿原、高層湿原と変化し7月上旬にはワタスゲ(白)、ニッコウキスゲ(黄)、ヒオウギアヤメ(紫)などが満開になり見ごたえ十分の場所となります。

ニッコウキスゲの群落

監視員のおじさんから季節の移り変わりを聞く

ニッコウキスゲ

サワラン

トキソウ

ツルコケモモ


大谷地

大谷地湿原を離れブナ林内を歩いていくと、駐車場から続く農道にぶつかる。そこに標識がある。

左へ400bほど歩けば白樺谷地入口へ

白樺谷地入口
白樺谷地(5ha)は典型的な高層湿原でワタスゲとニッコウキスゲの群落があり、ツルコケモモの小さな花も咲いている。中間の潅木帯にはハクサンシャクナゲが咲き乱れていた。

白樺谷地

トキソウ

中間の潅木帯に咲く
ハクサンシャクナゲ

ワタスゲの群落

ワタスゲ


大谷地

白樺谷地から雑木林を抜けると水無谷地へ出る

ヒオウギアヤメ
水無谷地の名前に「水無」があるが、ここは雪解け水が豊富で小さな池や沢が流れ、初夏にはヒオウギアヤメやコバイケイソウが咲き、ニッコウキスゲとワタスゲの大群落もみられます。

ヒオウギアヤメとワタスゲの大群落


帰り道
水無谷地の最奥から白樺谷地まで往路を戻り、農道をたどって入口の駐車場に戻る。


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