大内宿は、江戸時代の宿場町が残る国の重要伝統的構造物群保存地区(昭和56年)に指定されています。
場所は国道121号線・湯野上橋から西へ4kmほど川沿いの道を登った所にあって、会津西街道の中でただ一つだけ現存している宿場町です。
また、この会津西街道は会津藩が会津と日光、江戸を結ぶ道として整備し、天正18年(1590年)に、豊臣秀吉が会津平定の帰途に、この大内宿を通ったという史実も残っています。
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その後、明治17年の国道121号の開通以来、この街道は、山の中の不便な場所(旧街道)になったため、そのまま近代化の流れから取り残されてしまったのです。このことが、今となっては幸いしています。
大内宿は、雪国特有の重厚な藁葺き屋根が道を挟んで並んでおり、その佇まいは壮観です。数年前までは茅葺屋根の葺き替えができず一部の民家がトタン屋根というところがありましたが、今度、訪れてみると周囲の風景になじむように黒い瓦となっていました。
ところで、大内宿雪まつりは毎年2月第2土曜、日曜日におこなわれます。
送迎タクシーの運転手さん曰く「こんなに渋滞することは、今までなかった。雪道になれていないバスがたくさん来ている」と、祭りが盛況になる一方、送迎で何度も往復ができないこともあり複雑な表情をみせていました。
【開催日】 毎年2月第2土・日曜日
下郷町HP
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