会津の伝統工芸品の一つである絵ろうそくを使って行われる「会津絵ろうそくまつり」は、平成11年から始まった会津の新しい冬の風物詩です。開催される場所は、市内にある御薬園と鶴が城内をはじめとして七日町通り、野口英世青春通りなど会津若松市内(平成17年からは北会津地区)の各所でおこなわれています。
なお、素焼きの瓦燈や竹筒の中に小さく美しく灯ることから「ゆきほたる」という愛称がつけられています。
まだ歴史の浅いイベントなので、鶴が城会場の吹き上げ花火時に城のライトアップをやめてしまったことなど演出に工夫が必要なことと、市内へ戻る場合の帰りのアクセスが不便なことを改善してほしい気がいたしました。
しかし、鶴が城をバックに雪景色の中にほのかに灯るろうそくは、この上もない幽玄の世界へ導くことは確かです。これから、年々多くの観光客が訪れるようになると思います。
【開催日】
毎年2月第二週末。2005年は2月11日〜12日でした。
【会 場】
鶴ヶ城・御薬園・北会津支庁舎ほか会津若松市内
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