沼ッ原湿原は、那須連山の南端白笹山(1719m)とその西にある西ボッチ(1410m)との間にある亜高山帯(*)湿原で標高1230mに位置している。
広さは東西約250m、南北約500m、周囲約1.6km 面積は約7haの小さな湿原である。
なお、この湿原を経由して(2009年の茶臼岳登山で泊まったこともある)秘湯三斗小屋温泉や南月山、白笹山(至茶臼岳)へ登山することができる。
湿原では約200種以上の高山植物が観察でき、例えば、春はザゼンソウ、ハルリンドウ、初夏のニッコウキスゲ、コバイケイソウ、夏のハナショウブ、アカバナシモツケソウ、初秋のタムラソウ、エゾリンドウなどを楽しむことができる。
特に、6月下旬から7月中旬のニッコウキスゲが見事だそうだ。
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沼ッ原湿原
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(*)亜高山帯とは、植物の垂直分布帯の一つで低山帯と高山帯の間にあり本州中部では海抜1500〜2500mぐらいのところをいう。 |
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